新型コロナウイルスの流行によって「在宅医療」「在宅治療」「在宅療養」なんて言葉が身近になった。在宅と療養ってイコールで結びつく言葉なのか?なんて思いながら、仕方ないことだよね、と納得した。仙台市も医療状況も圧迫され、病床使用状況が100%を超える日々が続いていましたからね。
在宅治療は何もコロナに限ったことではない。最期は愛する家族と共に過ごしたいと医師をはじめ、歯科医師、訪問看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、ケアマネジャー、ホームヘルパーなどと協力しながら在宅医療を行うことは珍しいことではない。
在宅治療における医療廃棄物の出し方は、あらかじめ知っておいた方がいいです。県や市町村によってルールが異なるので、今回は掃除屋を営む私が仙台市における医療廃棄物の出し方・捨て方をご紹介します。
仙台市の収集に出せないもの
まずは仙台市で収集してもらえないものからご紹介しましょうか。「え、捨てられないってどうすればいいの…?」なんて絶望しなくても大丈夫です。あくまでも“仙台市”で回収してくれないというだけであって、捨てられないわけではないので。不法投棄しなくて大丈夫なので、その黒い袋に入れるのちょっと待ってもらっていいですか?
仙台市の収集に出せないもの一覧
- 針付き注射器
- 注射器の針
- 針付きのチューブ類
- ペン型注入器用針
- 自己穿刺針 など
要は鋭利なものは出せないと覚えておけばOKですね。ゴミ収集してくださる方たちが怪我しないように思いやればいいねって話です。
仙台市で出せないごみはどうするの?
解決策は、専門機関に相談すること。お近くの病院や診療所に相談するのが一番ですね。かかりつけ医がいれば相談してみるといいでしょう。仙台市環境局でも問い合わせ対応しているようなので、電話番号を貼っておきますね。
仙台市環境局 家庭ごみ減量課 | 022-214-8227 |
家庭ごみとして出すもの
仙台市指定のゴミ袋で出せるものも沢山あります。いつも使っている緑のゴミ袋ですね。全部家庭ごみで出せたら楽なんですけどね、本音で言っちゃうと。でも仙台市に住んでいるのだから、仙台市のルールは守らなきゃいけません。では、下記をご参考くださいませ。
家庭ごみとして出せるもの一覧
- 輸血袋
- 蓄尿袋
- ストーマ袋
- 紙おむつ
- 使用済み包帯
- ガーゼ
- 脱脂綿
- CAPD バッグ
- 栄養剤バッグ
- チューブ類
- ペン型注入器・カートリッジ(針なし) など
以上のものは家庭ごみとして出します。注意点としては、プラマークがついていても家庭ごみとして出すこと。中身を捨ててビニール袋で密閉してから、緑の指定袋に入れていつも通り家庭ごみの回収日に合わせて捨てればOKです。
リサイクルするもの
家庭ごみとして出さずにリサイクルするものも沢山あります。ごみとして捨ててしまえばただのゴミですが、リサイクルとして出せば資源になりますからね。なので極力はリサイクルとして回収してもらいましょう。
缶・びん・ペットボトルに出すもの一覧
- 経腸栄養剤などの缶
- 錠剤などのガラス瓶 (フタは家庭ごみ) など
注意していただきたい点が、中をしっかりすすいでからリサイクルとして出しましょう。
プラスチック資源に出すもの一覧
- 錠剤などのプラスチック素材 100%のボトル類
- プラスチック素材 100%の薬の袋や容器 など
錠剤などの包装の裏にある金色や銀色のシートは、はがさなくても大丈夫だそうです。
まとめ
以上が在宅医療廃棄物の出し方・捨て方となります。自分で判断できない場合は仙台市に聞いちゃうのが手っ取り早いです。最後にもう一度問い合わせ先を貼っておきますね。
仙台市環境局 家庭ごみ減量課 | 022-214-8227 |
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